昭和初期の銀行建築にタイムスリップ|新潟市歴史博物館みなとぴあで出会う、旧第四銀行住吉町支店の魅力

昭和初期の銀行建築にタイムスリップ|新潟市歴史博物館みなとぴあで出会う、旧第四銀行住吉町支店の魅力 観光地

新潟市の信濃川沿いを歩いていると、突然あらわれる石造りのような重厚感を持つ外観。それが「新潟市歴史博物館みなとぴあ」に残る、旧第四銀行住吉町支店です。

昭和初期に建てられたこの銀行建築は、当時の最先端技術と美しい装飾が凝縮された存在。今では博物館やイベントスペースとして活用され、見て学べる文化財として多くの人を迎えています。

この記事では、みなとぴあの敷地内に点在する歴史的建造物の中でも、特に印象に残った旧第四銀行住吉町支店を中心に、実際に行ったときの体験を交えながら、その魅力を紹介していきます。

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基本情報
  • 名称:新潟市歴史博物館みなとぴあ
  • 住所:新潟県新潟市中央区柳島町2丁目10
  • URL:https://www.nchm.jp/
  • 入場料:無料(博物館本館の常設展示観覧料は390円)
  • タイプ:文化施設
アクセス

電車・徒歩

JR新潟駅から徒歩約30分

バス

新潟駅万代口から路線バス利用、「みなとぴあ前」下車すぐ

車・タクシー

新潟駅から約10分
新潟中央ICから約15分

駐車場

敷地内に無料駐車場あり

行った時の情報
  • 時期:2020年2月下旬(土日祝)
  • 天気:曇り/気温:1~7℃
  • 移動手段:行きは徒歩/帰りはバス
  • 滞在時間:約45分(本館以外を見学)

訪れたのは2020年2月下旬の土日祝。湊稲荷神社から徒歩でみなとぴあに来ました。

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記事を書いたらリンクを貼ります。

この日は曇り空で、気温は1〜7℃ほど。真冬の新潟らしい、少し冷たい空気でしたが、ちょうど晴れてきてとてもキレイな景観を楽しめました。

主に見学したのは、無料でまわれる旧新潟税関庁舎、旧第四銀行住吉町支店、屋外芝生広場だったので、滞在時間は約45分ほどでしたが、調べた特徴とあわせて紹介していきます。

新潟市歴史博物館みなとぴあは、新潟の港町としての歴史や文化を伝える文化施設です。信濃川の河口近くに位置し、かつて港として栄えた新潟の姿を、建物そのものと展示を通して感じられる場所となっています。

特徴的なのは、博物館として新しく建てられた建物だけでなく、歴史的建造物が敷地内に点在していること。昭和初期の銀行建築を代表する「旧第四銀行住吉町支店」や、明治時代の「旧新潟税関庁舎」など、国の有形文化財に指定された建物が保存・活用されています。

単なる展示施設ではなく、当時の最先端技術や装飾が凝らされた建築博物館となっているので、タイムスリップした気分が味わえます。

敷地内にある施設や実際に見てきた所を紹介します。

みなとぴあの中心となるのが博物館本館です。新潟市の成り立ちや、港町として発展してきた歴史が、模型や映像、資料を通して紹介されています。

この博物館本館は、かつて市政の中心として使われていた二代目新潟市庁舎のデザインを模して建てられているのも大きな特徴。

今回は時間の都合で博物館本館の内部には入っていませんが、外観だけでも周囲の歴史的建造物と調和した落ち着いた雰囲気が感じられました。

じっくり学びたい方は、ここだけで30分〜1時間位は時間を確保したほうがよさそうです。また、博物館本館の常設展示観覧料は390円で、企画展示の時は料金が異なるそうです。

敷地内でまず目を引くのが、1869年(明治2年)に新潟運上所として建築された旧新潟税関庁舎です。新潟が開港五港のひとつとして歩み始めた当時の姿を今に伝える建物で、開港当時の建造物が現存するのは、この新潟税関庁舎のみ。港町・新潟の原点ともいえる貴重な存在です。

建物は、擬洋風建築の典型例として知られており、アーチ形の入口や外壁の海鼠壁(なまこかべ)、瓦葺き屋根の上に設けられた望楼(塔屋)などが特徴的。木造ながら洋風建築の意匠を巧みに取り入れた造りで、左右対称のデザインからも、当時の先進性が感じられます。

この庁舎は昭和41年(1966年)まで実際に税関業務に使用されていました。内部に入ると、役所建築らしい簡素さの中にも、明治期ならではの工夫や意匠が随所に残っています。立派な佇まいから、新潟が国内外の物流拠点として重要視されていたことが伝わってきました。

みなとぴあの敷地内には、かつて信濃川の舟運によって栄えた新潟港の物流を支えていた荷揚げ場が整備されています。現在見られる石段は、当時、船から物資を陸へと運び出していた場所を再現・復元したものです。

鉄道が発達する以前、新潟にとって川と港は欠かせないインフラでした。信濃川を行き交う舟がこの場所に横付けされ、米や生活物資が人の手によって次々と陸揚げされていたといいます。港町・新潟の日常が、この石段を通して支えられていました。

今は静かな芝生と川の流れが広がり、穏やかな景観が広がっていますが、当時の役割を知ったうえで眺めると、「ここから新潟の経済が動いていたのか」と、歴史の厚みをより強く感じられる場所でした。

ただきれいな景色というだけでなく、この石段がかつての荷揚げ場を復元したものだと知ってから、風景の見え方が少し変わりますね。

みなとぴあの中で、ひときわ存在感を放っているのが旧第四銀行住吉町支店です。昭和初期に建てられた銀行建築の代表例で、現在は国の有形文化財に指定されています。

公式案内によると、この建物は1933年(昭和8年)に建築され、昭和後期の1987年(昭和62年)まで銀行として使用されていました。その後、保存活用のため解体・移設され、2004年(平成16年)に現在のみなとぴあの敷地内へ復元されています。

当時の銀行は、単なる金融機関ではなく「街の顔」となる存在でした。そのため外観は古典様式を基調とした重厚なデザインが採用され、石造りのような安定感と威厳を備えています。

内部に入ると、大理石や漆喰を使った内装、天井の高さ、光を取り込む窓の配置など、細部にまでこだわった造りが目に入ります。当時の最新技術と職人の技が、惜しみなく投入されていることが伝わってきます。

現在は博物館やイベントスペースとして活用されていて、 建物が保存されるだけでなく、実際に使われ続けている点も大きな魅力です。

館内の空間全体から、昭和初期の銀行建築ならではの雰囲気が感じられ、まるで当時にタイムスリップしたような気分になりました!

新潟市歴史博物館みなとぴあは、展示を見るだけでなく、歴史的建造物を歩いて体感できる文化施設です。建物そのものを楽しめる場所でした!特に旧第四銀行住吉町支店は、「何がすごいのか」がひと目で伝わる建築で、初めて訪れる方にも強くおすすめできます。

  • 入場無料で気軽に立ち寄れる
  • 歴史的建造物を間近で見学できる
  • 写真映えスポットが多い

という点から、新潟観光の途中に組み込みやすいスポットです。

時間に余裕があれば、博物館本館とあわせてゆっくり見学すると、新潟の歴史がより立体的に感じられるはずです。

写真をとてもたくさん撮りました!

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