千葉県松戸市にある本土寺は、約5万株の紫陽花が咲くことで知られるお寺です。
梅雨の時期には境内が色とりどりの紫陽花で埋まり、「あじさい寺」として知られる関東でも人気の紫陽花スポットです。さらに秋になると、境内のモミジやカエデが美しく色づき、紅葉の名所としても人気があります。
季節によってまったく違う景色を楽しめるのが、このお寺の大きな魅力です。今回は、実際に歩いて感じた境内の見どころや参道の雰囲気などを紹介していきます。
本土寺の基本情報とアクセス
- 名称:本土寺(ほんどじ)
- 住所:千葉県松戸市平賀63
- URL:https://www.hondoji.net/
- 拝観時間:5:00~17:00
- 拝観料:無料(紫陽花・紅葉の有料参拝期間は500円)
- タイプ:寺社仏閣
電車・徒歩
常磐線北小金駅から徒歩15分程度
車
常磐自動車道流山ICから約20分
駐車場
周辺に有料駐車場あり(紫陽花・紅葉シーズンは臨時駐車場あり)
本土寺は、JR常磐線の北小金駅から徒歩でアクセスできます。駅から住宅街を抜けて歩いていくルートですが、紫陽花や紅葉のシーズンは参拝客の流れもあり、迷わず行けると思います。
人気の時期は、周辺道路や駐車場が混雑することもあるので、電車で訪れるほうが気軽だと思います。
本土寺に行ったときの情報
- 時期:2014年6月中旬(土日祝日)
- 天気:曇り/気温:20~24℃
- 移動手段:車
- 滞在時間:約1時間
- 時期:2025年11月下旬(土日祝日)
- 天気:晴れ/気温:6~18℃
- 移動手段:電車・徒歩
- 滞在時間:約2時間

紫陽花の時期と紅葉の時期の両方に行きました。
どちらの時期も多くの参拝客が訪れていましたが、本土寺までの道も分かりやすい道になっています。
本土寺の境内は想像していたより広く、散策路や池などもあり、ゆっくり歩くと意外と見どころがあります。私が訪れたときは、写真を撮りながら境内を一周して1〜2時間ほどかかりました。
花をゆっくり見たり、写真を撮ったりする場合は、少し余裕をもって時間を確保しておくと安心です。参道のお店に立ち寄る時間も含めるなら、2時間ほどあるとゆったり楽しめると思います。
本土寺の境内|歴史を感じる見どころと写真スポット
本土寺は、1277年(鎌倉時代)に創建された日蓮宗の寺院で、日蓮の弟子である日朗によって開かれたと伝えられています。その後、戦国時代には一度焼失しましたが、江戸時代に再建され、徳川家とも関わりを持つ寺として発展したそうです。

本土寺の境内には、本堂をはじめ祖師堂や五重塔などがあり、花や紅葉だけでなく寺院としての落ち着いた雰囲気も感じられます。
仁王門(山門)
本土寺に到着すると、まず立派な仁王門が迎えてくれます。本土寺の境内に入るときに最初にくぐる門で、参拝客を迎える象徴的な建物です。門の左右には仁王像が安置されています。




本土寺の入口にある山門は、写真を撮る人が多い場所です。門の前から境内側に向かって撮ると、奥に続く参道と木々が一緒に写り、寺院らしい雰囲気の写真になります。紫陽花の時期は周囲の緑が濃くなり、紅葉の季節は門の周りの木々が色づくので、季節感のある写真を撮りやすいスポットです。
本堂とお堂


本堂は、お寺の中心となる建物で、参拝の場所です。


本土寺の境内には、本堂のほかにも、開山堂、像師堂、妙朗堂、稲荷堂などがあり、それぞれ歴史を感じさせる建物です。
これらのお堂は境内の散策路を歩いていると自然と目に入ってくる位置にあり、紫陽花や紅葉と一緒に見ると、寺院ならではの落ち着いた景色を楽しむことができます。
五重塔と鐘楼
五重塔は、境内でも目を引く高さのある塔で、本土寺の中でも印象に残る建物のひとつです。横にある鐘楼(ぼんしょう)はお寺の鐘が設置されている建物です。



五重塔と周囲の木々を一緒に入れて撮ると、寺院らしい落ち着いた雰囲気の写真になりますね。


紅葉の時期には、赤や黄色の葉と五重塔の組み合わせがとてもきれいで、写真スポットとして人気があります。
花菖蒲が咲く菖蒲池
花菖蒲が咲くエリアであり、木道が整備されています。




季節によって雰囲気が全く異なるので、全シーズン行きたくなりますね。

池の奥の坂を登った場所には乳出の御霊水(ちいだしのごれいすい)と呼ばれる霊水もあります。
日像菩薩誕生水とも言われています。
誕生水とあり、この場所を見たときにやっとで思い出しましたが、千葉県鴨川市の誕生寺にも行きました。誕生寺は日蓮聖人の誕生の地に建てられた寺院です。
弁天池と弁天堂
弁天池は、境内の中でも静かな雰囲気が広がる場所です。


池の周囲には木々が多く、水面に景色が映り込む落ち着いた風景を見ることができます。池のそばには小さなお堂の弁天堂があり、弁財天が祀られています。
自然に囲まれた場所にあるため、境内の中でも特にゆったりした空気を感じられる場所でした。
宝物殿
宝物殿は、本土寺に伝わる文化財や資料などを展示している施設です。地図には宝物館と書いてありました。
私が行ったときに特別公開されていて、見学することができました。敷地が広く、場所はうろ覚えなのですが、たしか社務所の横から入っていきました。入る時も入口が見つからず、ぐるぐるしてました笑



入口には大きな松ぼっくりが展示されていて少し驚きましたが、建物自体も落ち着いた雰囲気で、境内散策とはまた違った見どころになっていました。
宝物がある所は写真不可でしたが、本土寺の歴史や寺院に伝わる資料などについてや徳川の歴史なども解説もしてもらい、普段はなかなか知ることのできないお寺の背景を知ることができました。
本土寺の景観を楽しむ時の注意点
人気の季節に訪れる場合は、いくつか気をつけておきたいポイントもあります。実際に訪れて感じたことをまとめてみました。
紫陽花と紅葉シーズンは有料参拝になる
本土寺は、普段は無料で参拝できますが、紫陽花と紅葉のシーズンは、境内整備のため有料参拝期間が設けられています。

この時期は特に多くの参拝客が訪れるため、境内入口で参拝料を支払ってから参拝する形になります。
料金は大人500円ほどで、期間はその年の開花状況によって多少変わります。
初めて訪れる場合は「無料だと思っていたら有料だった」ということもあるので、紫陽花の時期に行く場合は事前に公式サイトで期間を確認しておくと安心です。
安心して楽しむなら足元と時間に注意

境内には石段や坂道があるため、雨の日や落ち葉で、足元が滑りやすくなることがあります。
歩きやすい靴で行った方がいいと思います。
また、花菖蒲は夕方になるとしぼんでしまったり、紅葉の時期は日が傾くのも早いため、ゆっくり散策したい場合は早めの時間に訪れるのがおすすめです。
梅雨の菖蒲と紫陽花のみどころ
本土寺といえば、「あじさい寺」と呼ばれる通り、やはり紫陽花の名所として有名です。
紫陽花は、戦後の境内整備の際に植えられ、少しずつ数が増えていったそうです。境内には約5万株ほどの紫陽花が植えられており、梅雨の時期になると境内のあちこちで花が咲き誇ります。また、同じ時期の池の近くでは花菖蒲も楽しめます。
散策路から近い場所にあるため、紫陽花も花菖蒲も間近で鑑賞することができます。
菖蒲と紫陽花の見頃
本土寺の紫陽花と花菖蒲の見頃は、
- 花菖蒲:5月下旬〜6月中旬頃
- 紫陽花:6月上旬から7月上旬頃
だそうです。



梅雨の時期になると参道や斜面などが色とりどりの花で彩られます。青や紫、ピンク、白などさまざまな種類の紫陽花と花菖蒲があり、歩く場所によって景色が変わるのも魅力です。




どちらも楽しむなら見頃の6月上中旬がおすすめですね。
梅雨の時期は雨の日も多いですが、紫陽花は雨に濡れるとよりきれいに見える花でもあります。天気が悪い日でも、しっとりとした雰囲気を楽しめるのもこの季節の魅力だと思います!
紫陽花と花菖蒲を両方楽しむなら早めの時間がおすすめ
花菖蒲は朝に花が開き、夕方になるとしぼんでしまうことが多い花です。そのため、きれいな状態の花を見たい場合は、できれば午前中に訪れるのがおすすめです。
さらに、紫陽花と花菖蒲がどちらも見頃となる6月中旬頃は、本土寺でも特に参拝客が多い時期です。週末になると、境内や参道がかなり賑わうこともあるので、ゆっくり散策するなら午前中の参拝がおすすめです。
本土寺の秋の紅葉の見どころ
本土寺は紅葉の名所としても有名です!
山門や五重塔をはじめとした寺院の建物と色づいた葉の景色を楽しめるのが魅力です。石段や池の周辺など、場所によって景色が変わるので、歩きながら紅葉を楽しみながら写真を撮って散策するのも良いですね。
紫陽花の時期とはまた違う落ち着いた美しさがあり、ゆっくり散策するのにぴったりの季節だと思います。
本土寺の紅葉の見頃
本土寺の紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬頃です。



境内にはモミジやカエデが多く植えられていて、秋になると赤やオレンジ、黄色の紅葉が境内を彩ります。


私が訪れた2025年11月下旬も、ちょうど色づき始めた頃で、境内のあちこちで秋らしい景色を見ることができました。
本土寺の紅葉とあわせて行くなら
本土寺の近くには、もうひとつ紅葉の名所として知られるお寺があります。それが「東漸寺」です。
北小金駅から本土寺へ向かう途中にあり、こちらも秋になると美しい紅葉を見ることができます。本土寺より少し落ち着いた雰囲気で、ゆっくり参拝したい人にはこちらもおすすめです。
私も行ったのですが、また違った味わいがあるので、時間に余裕があれば、本土寺とあわせて北小金周辺の寺院散策をしてみるのも楽しいと思います。
東漸寺についてはこちら
門前町らしい落ち着いた参道でお買い物とグルメ
北小金駅から本土寺へ向かう道には、参拝客向けのお店がいくつか並んでいます。観光地のような大きな商店街ではありませんが、門前町らしい雰囲気が味わえます。




ひょうたんの漬物を初めて食べました。
お土産屋さんでは、地元の野菜をつかったお漬物や、本土寺の銀杏など、参道ならではのものも売っていました。お漬物がたくさんあってどれにしようか悩んじゃいますね。私は、本土寺でとれた銀杏とひょうたんの漬物を買いました!
また、お店ではおにぎりやお味噌汁などの軽食も食べることができ、散策の途中で少し立ち寄るのにもぴったりです。
参拝の前後に少し寄り道してみると、門前町らしい落ち着いた雰囲気を感じながら散策を楽しめる場所でした。
まとめ:本土寺を散策して感じた魅力
松戸市にある本土寺は、約5万株の紫陽花が咲く「あじさい寺」として知られる人気の寺院です。梅雨の時期には紫陽花と花菖蒲、秋には紅葉と、季節ごとに違った景色を楽しめるのが魅力だと思います。
境内は広く、仁王門や五重塔などの建物もあり、花だけでなく寺院の雰囲気をゆっくり感じながら散策できます。北小金駅から徒歩でアクセスできるため、気軽に訪れやすいのも嬉しいポイントです。
紫陽花や紅葉の季節は特に人気がありますが、落ち着いた境内を歩くだけでも心地よい時間を過ごせる場所でした。



