願懸け狛犬を回して祈願!新潟湊の歴史を今に伝える「湊稲荷神社」参拝記

願懸け狛犬を回して祈願!新潟湊の歴史を今に伝える「湊稲荷神社」参拝記 観光地
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基本情報
  • 名称:湊稲荷神社(みなといなりじんじゃ)
  • 住所:新潟県新潟市中央区稲荷町3482
  • URL:https://komainu-minatoinari.com/
  • タイプ:寺社仏閣
アクセス

バス

新潟駅前バスターミナルより万代島方面行きに乗車、「稲荷町」周辺下車

車・タクシー

JR新潟駅からタクシーで約10分

駐車場

あり(境内周辺)

行った時の情報
  • 時期:2020年2月下旬(土日祝)
  • 天気:曇り/気温:1~7℃
  • 移動手段:行きはタクシー/帰りは徒歩
  • 滞在時間:約15分

新潟市街地からほど近い住宅地の中にありました。ピアBandaiで食事をした後に行きました。

この時の旅行プランはこちら

記事を書いたらリンクを貼ります。

湊稲荷神社は、1716年(享保元年)創立。かつて新潟湊が北前船などの入船・出船で大いに賑わっていた頃、この神社の森は、港に入る船の目印だったと伝えられているそうです。

そのため、海運・漁業関係者からの信仰が厚く、今も「海の安全」や「商売繁盛」を願う人々が多く訪れています。

湊稲荷神社を訪れてまず目を引くのが、「願懸け高麗犬(こまいぬ)」です。この高麗犬は新潟市指定有形民俗文化財にもなっていて、全国的にも珍しい「回る狛犬」として知られています。

余談ですが、高麗犬と狛犬の漢字の違いは何でしょう?湊稲荷神社は「高麗犬」でした!

この高麗犬には、少しユニークな言い伝えも残っています。入船出船で湊が賑わっていた時代、船乗りが遊びに来ることを願った遊女たちは、西風が吹いて海が荒れ、船が出帆できなくなるようにと、夜中に高麗犬の頭を西に向けたといわれています。

その結果、「下の新地の道楽稲荷 おれも二三度だまされた」と唄われるようになり、湊稲荷神社は「道楽稲荷」という通称でも親しまれるようになったそうです。

古くから「道楽稲荷」として花街で信仰されてきた湊稲荷神社。こうした風習が時代とともに変化し、現在の「高麗犬を回して願懸けをする」習俗として受け継がれています。

願懸けの方法は、自分の願意(ねがいごと)を心に念じながら、男性は向かって右、女性は左の高麗犬を回して祈願するのが習わし。実際に回してみると、石造なので重いかと思ったら、なめらかに動いてびっくりしました。

この高麗犬は石造で、像の中心に軸が通り、台座との間に「あそび」があることで回転する構造になっているそうです。現在設置されているものは1995年(平成7年)に造られたもので、1854年(嘉永7年)の銘がある先代の高麗犬は、拝殿前に大切に保存されているそうです。

湊稲荷神社でもうひとつ印象的なのが、足が縛られている狐さまです。こちらは、足止めキツネさまと呼ばれ、願いを込めて麻ひもを足に結ぶというものです。

昔、女性たちが愛する旦那の夜遊びを防ごうと、夜な夜な油揚げを供え、キツネさまと旦那を重ねて「足止め」の祈願をした、という言い伝えが残っています。現在では恋愛だけでなく、さまざまな願意(ねがいごと)を持つ人々が、この狐さまを訪れています。

少しユーモラスで人間味のある信仰が、湊稲荷神社らしい魅力ですね。

足止めキツネさまを見ましたが、これは動けないなと感じました。

境内の一角には、「御神水の池」があります。古来より水には、心身の穢れを祓い去る力があるとされ、この場所では「人形流し」や「水占い」を体験できます。

人形流しの方法は、

  1. 人形(ひとがた)に三度息を吹きかける
  2. 人形を体に撫でつける
  3. 「祓えたまえ、清めたまえ」と唱えながら水に浮かべる

自分の穢れを人形に移し、御神水に流すことで、すっきりと清めてもらえるとされています。また、「水みくじ」は、水に浮かべることで文字が浮かび上がる仕組みで、人形や水みくじは社頭で授かることができます。

私は、人形流しでお清めしていただきました。

短時間の参拝でも、新潟市に根付いた人々の暮らしや港町の歴史に触れられる「湊稲荷神社」は、旅の途中に立ち寄るのにぴったりの神社でした。

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